紋別カラフトマス釣行②
土曜日の夕方、思いがけずロクなファイトを味わうことなく1本釣りあげた僕は心穏やかに車中で眠りにつくのでした。
このあと訪れる天国と地獄を知ることもなく。
翌朝、味をしめた僕は前日と同じポイントに入ります。
ハイシーズンとあって3m間隔でみんな思い思いに浮きルアーやスプーンを投げています。
20〜30人はいたでしょうか?
しかしなかなかヒットしません。
きょうは岸寄りしてないのか?
ここでちょっとルアーチェンジ。
10gのアカキンからサイズを落とし、6gのアカキンを遠投。
表層を巻いているとロッドに明確な重みを感じます!
「食った」と思うと同時に信じられないスピードで走り出し、遠くで銀色の魚体がその身を水面に晒します。
でかい!
速い、そして重いその魚は容赦なくラインを引き出していきます。
キツめに締めたドラグが唸る、ただ周囲に人がいるので走られてはいけない。
スプールを押さえてコントロールしようとした瞬間…
ラインブレイク。
PE1号、リーダーはフロロ14ポンドでしたが、
PEから切れていました。
傷が入って弱っていたのか?
悔しさだけが残ります。逃した魚は大きい。
このファイトで一気に気弱になった僕はリーダーを22ポンドに変え、気弱なキャストを繰り返します。
しかし続かず。
日の出から幾分経った午前7時過ぎ。
もじりが見えはじめました。
一気に活気付く周囲、期待が高まります。
周りでポツポツ魚があがりはじめた頃、
僕にもその瞬間が訪れました。
やったで。
前日と同じパターンのブルー×シルバーで出した1本。
決定的に違うのはそのファイト。
僕は自称北のバスアングラーなので、使っているロッドはツララモンストロ66sです。
軽量パワーファイトモデルのバスロッドを半月にしならせるパワー、そして岸際での最後のひと走り。
あのファイトは一度味わうと忘れられません。
その後アカキンでもヒット。
こちらはかなり岸寄りでバイトし、キレイに合わせられた気持ちのいい1本でした。
惜しむべくはバラしの数。
先のラインブレイクを含む4バラし。
ほとんどが岸際でのフックアウトでした。
寄せのテクニックを身につけないと確率はあがっていかないなと、反省の残る釣行となりました。
次回はセッパリを釣りたいですな!
欲が出た僕は次の釣行に胸を躍らせるのでした。