北海道でルアーにハマる三十路の冒険

ルアーフィッシングにのみ情熱を注ぐおっさんの物語です

紋別カラフトマス釣行①

 

皆さんは北海道の夏の風物詩と聞いて何を思い浮かべますか?

 

大通公園のビアガーデン?富良野のラベンダー?北竜のヒマワリ?

 

いいえ、違います。

 

カラフトマスです。

 

そんなこんなでお盆も真っ只中の8月中旬、行ってきました。

 

オホーツク紋別

 

札幌から車で3時間半。

普段僕らは片道2時間ちょっとの虻田を基準に考えているので紋別は「1.5虻田」ということになります。

 

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こうして見ると途方もなく遠く感じますが、「1.5虻田」と考えると幾分楽なように思えます。

 

しかもこの前の週には友人と知床に2泊3日で赴き、

散々スプーンを投げ倒した挙句、ボウズを食らった僕にとってはもはや距離の問題ではありません。(友人はキッチリ良型のカラフトをあげていました)

 

言い訳ですけど、僕はあまりスプーンでの釣りは得意ではありません。

重さや色、厚みの選択に加え、レンジキープが他のルアーに比べて難しく思うんです。

 

人それぞれ得手不得手がありますが、僕はこれまでの貧相な釣果によりスプーンに対して特別な苦手意識を植え付けられていました。

 

前置きが長くなりましたが、リベンジに燃えるオッサンはひとり紋別港に降り立つ訳です。

 

台風10号の影響で全道的に荒れたあの週、、

ある程度の波風は覚悟していました。

到着したのは夕方4時頃。

 

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風は問題ないけど、ちょっと波がありますね。

そして濁っています。

 

先行者もいることですし、翌日の朝まずめに向けたロケハンという名目で少し投げてみることに。

 

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使ったのはブルー×シルバーの11gだったかな?

濁っているのにこの選択か、、とも思いましたが、正直よく分からないのでこれで表層を巻いてみます。

 

 

開始から30分ほど

 

 

……

 

 

グンッ!

 

…え?

 

キャストしてリトリーブをはじめた直後、明らかな異変を感じ、慌ててロッドを立てると物凄い勢いで走りはじめます。

 

手前に。

 

フックアウトしたのかと思うくらい、真っ直ぐ岸に走ったこの魚が、僕にとってのメモリアルフィッシュとなりました。

 

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54センチのメスです。

思いがけずアッサリとあがった一本でした。

カラフトマスの強烈な引きをほとんど味わうことなく手にすることに…まぁ嬉しいんですけどね!

 

まさか釣れるとは思っていなかった僕は、クーラーボックスを持ってきていませんでした。

結局ホームセンターで鮭用の発泡スチロールと氷を購入しこの日の釣りは終了。

 

「カラフトの引きってこんなもんかー」なんてボケーっとしながら眠りにつく訳です。

 

 

 

翌朝、この呑気で的外れな考えは改められることになります。

 

 

 

続く。

 

【追記】

2020年版アップしました。

紋別でカラフトマスを釣りたい - 北海道でルアーにハマる三十路の冒険