紋別でカラフトマスを釣りたい
今年も全道民が待ちに待ったこのシーズンがやってまいりました。
カラフトマスの季節です。
去年、紋別で初めてカラフトマスを釣ってからというもの、すっかりその魅力に取り憑かれてしまいました。
紋別カラフトマス釣行① - 北海道でルアーにハマる三十路の冒険
紋別カラフトマス釣行② - 北海道でルアーにハマる三十路の冒険
ということで、今年も例に漏れずひとり紋別へと降り立つ訳です。
今年の目標はベイトタックルで釣ること。
グランデージC88MにカルカッタコンクエストDC201で挑みます。
昼に札幌を出発し、到着したのは午後4時頃。
夕まずめからのスタートです。
今年は結構早い時期から釣果の報告があることから結構な人で賑わっています。
波はそれほど…でも大雨の影響でかなり濁りがキツい印象です。
とりあえず空いているスペースに入りスプーンを投げ始めます。
…
ま、まぁまだ挨拶みたいなもんだし。
3時間ほど投げ続けノーフィッシュ。
時折、ウキフカセをやる人たちは銀色の魚体を上げています。
いいなー。
日が暮れると同時に納竿、車中泊で日の出を待ちます。
とは言うものの、駐車スペースにはものすごい数の車。
こりゃ日の出とともに動いたら場所ないぞ。
ということで辺りがまだ真っ暗なうちに場所取りのためにサーフへ。
一等地には既に人がいたため、少し離れたポジションで明るくなるのを待ちます。
…これはツラい。
離れるわけにもいかず、かといって座るようなスペースもなく。
ただ突っ立って待つだけの作業です。
釣りをめぐる場所取りの問題、北海道の鮭釣りでは場所によっては信じられないモラルで行われているのが現状ですが、この場所はフェアーだと思います。
少なくとも僕が訪れた前回と今回の2回に関しては長期間バケツなどを放置して場所をとるような滅茶苦茶な行動というのは見られませんでした。
辺りがぼんやりと明るくなった頃、満を侍してスプーンを投げ始めます。
とりあえず、去年から圧倒的な信頼を寄せている
ssyのアドロワモーダ13gを投げてみることに。
この日の海も濁りが残っていました。
僕はスプーンのセオリーを知らないので、「とりあえず生」の感覚でとりあえずのアカキンを中心に投げ続けます。
投げ続けるうちに、自分の中でのセオリーが生まれます。
着水後、すぐにロッドを少し立て、表層をゆっくり巻く。
この動作をする上でカルコンのローギアはかなり有能だと思います。
ハイギアでのスローリトリーブって難しいんですよね。
何より巻いていて楽しい。
投げ続けるモチベーションを維持するうえで、これは非常に大切です。
投げなきゃ釣れない、その投げて巻く動作が楽しいと思えるのは釣果をあげる近道だと信じています。
…
しかし反応ないやんけ!
群れが入っていないのか、
周囲でもなかなか反応のない苦しい展開に。
離れた場所でポツポツとは上がっていましたが、単発のようです。
これは厳しいか。
すっかり辺りも明るくなった時刻は5時半過ぎ。
きた!
と同時に信じられないスピードで走り出し、ドラグが唸ります。
と、止まらない?!
銀色の魚体が沖で跳ねています。
ロッドを寝かせつつ、走りを最小限に抑えようとします。(結局、結構右へ左へと走られてしまいました)
カラフトマスの引きってこんなに凄かったっけ?
ブリあげたときより強烈じゃない?
やっと掛けた魚、絶対にバラしたくない。
波打ち際まで寄せたところで、最後の抵抗で沖に一直線に走ります。
…
やりました。
今シーズン初のカラフトマスは57cmのオスでした。
ヒットルアーはアドロワモーダ。
このルアーへの信頼がまた厚くなりました。
その後、2匹目を狙うも続かず。
満足したのもあり6時半には納竿しました。
それにしても、カラフトマスの引きは別格ですね。
また機会があれば片道4時間掛けて訪れたいと思います。