北海道でルアーにハマる三十路の冒険

ルアーフィッシングにのみ情熱を注ぐおっさんの物語です

高知のアカメに夢見る話【タックル、ルアーなど準備編】

みなさんは四国の高知と聞くと何を思い浮かべますか?

 

坂本龍馬?カツオ?

 

違います。

 

アカメです。

 

北海道のイトウ、琵琶湖のビワコオオナマズと並び日本三大怪魚と呼ばれる釣り人憧れの魚。

 

その難易度は高く、「何年も通ってようやく一本釣れた」という話もよく耳にします。

 

僕は去年、9月下旬と10月下旬に2度高知を訪れましたが撃沈。

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泥水をすすりながら「生半可な気持ちじゃ釣れんな」と釣れるまで通う覚悟を決めました。

 

今年のチャレンジは8月末から9月頭の1週間です。

(今回はすべてをアカメに費やす訳ではなく、せっかくの高知、ロックショアも楽しもうと思っています。)

 

幻の魚に出会うべく、一年かけてコツコツと準備を進めてきました。

 

※僕はこれまでヒットはおろか1匹のアカメにも出会えていません。

 

 

【タックル編】

ロッド

①TULALA モンストロ710モバイル

→前回重宝したモバイルロッドです

 今回は河川を中心に使用予定

【楽天市場】ツララ モンストロ 710 モバイル TULALA MONSTRUO:Lure&Boats Back Lash

 

②TULALA コローナ106

→今回新調した秘密兵器。

 ロックショアのワーム、ジグ用とのことですが、

 大場所での使用を想定して導入

 北海道ではショアジギングのブリで入魂。そのパワーからアカメとも十分対等に渡り合えることを確信しました。

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③Jet Slow×TULALA ジェットセッター63C

→予備ですが、パワーは十分。河川でのサブとして使用予定

【楽天市場】JetSlow × TULALA / ジェットスロウ × ツララ JetSetter 63C / ジェットセッター 63C:Lure&Boats Back Lash

マレーシアでのトーマンフィッシングでは大活躍しました。

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④TULALA ポルタメント73

→唯一のスピニングタックル。ベイトをメインに使いますが、不測の事態に備える&意外となんでもこなせるロッドなので登場機会もあるかなと思います。

https://item.rakuten.co.jp/troutmountain/portamento73/

北海道ではイトウ、サクラマスなんかをあげています。

 

 

リール

SHIMANO カルカッタコンクエスト201HG

→前回はこれひとつで挑戦しました。301を買い足そうかとも思いましたが、予算の都合で断念。

 

SHIMANO カルカッタコンクエストDC201

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→今回の本命リールです。デッドスローリトリーブが中心の釣りにおいて、最大巻き上げ尺57cmの巻きの軽さ、掛けた後のパワーを想定するとベストな選択だと信じています。ドラグ力に不安はありますが…

 

SHIMANO カルカッタコンクエストDC201HG

→ビッグベイトをクイックに動かしたい時に使おうかなと思っています。また、アカメ以外のロックショアもやる予定なので、その際にコローナ106と組み合わせてショアジギングをやるつもりで用意しました。

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SHIMANO ツインパワー XD4000XG

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→僕のスピニングリールのラインナップを見渡しても、連れて行くならコイツしか考えられません。剛性もさることながらどんな釣りでもフィットしてくれる最近の一軍リールです。

 

 

 

ライン

メインライン→PE3号

リーダー→フロロ50lb〜80lb

リーダーに関しては100lb以上も推奨されていますが、ルアーの動きを制限しない範囲でなおかつ強度を考えると80lbまでがバランスが良いのではと予測しています。

 

 •ルアー

ビッグベイトを中心に集めてみました。

 

①ガンクラフト ジョインテッドクロー 178 15ss

→説明不要のジョイクロ 。アカメ釣りでも人気のルアーです。強度に不安はあるものの、釣り人だったらこれで一本上げてみたい!という夢とロマンに溢れるルアーです。ちなみに僕は釣ったことはありません。

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メガバス  カゲロウ155F

→実際にこれ1個を投げ切ってアカメを釣り上げた方のブログを拝見したため、ミーハーですが購入。

スイムテストしてみると、水面直下で引き波を立ててもの凄く釣れそうな動きをしています。

メガバス(Megabass) ルアー KAGELOU(カゲロウ) 155F GG イワシ

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  • 発売日: 2019/10/18
  • メディア: スポーツ用品
 

 

③エレメンツ ダヴィンチ190SW

→友人が「これで釣ってや」と2個もプレゼントしてくれました。自分で買うには躊躇する価格帯のプレミアが付く高級ルアー。なんとしてでもコイツであげたいし、ロストしたくない。

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④タックルハウス ブルーオーシャンシリーズ

→高知のアカメ釣りでは定番中の定番ルアーです。

 170と140を中心に数パターン揃えました。

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【ギア編】

アカメを釣る上で、以前の釣行でタックル以外の装備も非常に重要だと再認識しましたので、これまでのギアに少しだけ買い足してより快適に、安全な釣行を目指します。

 

•サブロック V-ONEベスト

→NOBiTERとコラボしたフローティングベストです。これまで膨張式のライフジャケットがメインでしたが、腰まで浸かるウェーディング、磯での釣行を考えると必要不可欠かなと思います。

高価な買い物ですが、所有欲が勝りました。

ボガグリップやゴールデンミーンのプライヤーなどドレスアップするとカッコ良すぎてゾクゾクします。

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モンベル チェストハイウェーダー

モンベル | Page Not Found

→絶対に必要となるウェーダー。僕はコスパの良いモンベル製品を愛用しています。

 

SIMMS  FSブーツ

Simms FS Wading Boots | シムス FSブーツ:BLUE DUN

→釣りに限らず、どんなスポーツでも足元は超重要だと考えているので、ここはしっかりと投資をします。

ただ、ウェーディングは初心者ですのでエントリーモデルから。今のところしっかり足に馴染んでくれていますし、去年一年間履き続けてもヘタっていませんので、もう少し頑張ってもらいます。

 

•自作ロッドケース

ボイド管で自作ロッドケース - 北海道でルアーにハマる三十路の冒険

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→コローナ106、モンストロ710を収納するために作りました。パックロッドの優秀さが取り沙汰される昨今ですが、バズーカ持って遠征するのってなんか浪漫感じますよね。

 

その他、ヘッドライト、防水バッグ、紫外線カットのアンダーシャツ、タイツなど持って行くものは沢山あり、そのそれぞれに僕なりのこだわりが詰まっています。

 

…こうして見ると、釣りへの投資額って洒落にならないですね。ルアー以外は普段、北海道の釣りで使っているので「アカメの為に揃えた」という訳ではないのですが、これまで使ったお金を計算したら終わりです。

完全なる趣味の世界。自分の生活をひっ迫しない範囲で思い切り楽しみたいですよね。

 

 

高知のアカメとの待ち合わせの約束は、

8月末から9月の頭です。

 

アイツら、来たことないですけど。

鮪ノ岬でブリを釣りたい②

 

前回、トップに出たブリを痛恨のラインブレイクでバラし、さらにそこから4日間丸坊主を食らったお話をしました。

鮪ノ岬でブリを釣りたい① - 北海道でルアーにハマる三十路の冒険

 

ダメ元の釣行でしたが、可能性を感じてしまったら辞めるに辞められなくなりました。

まさに沼…!

 

「出そうだが、決して出さないのがこいつの特徴…!沼…人喰い沼だよこいつは…!」

 

そんな言葉が頭をぐるぐる巡ります。

これで完全に頭がおかしくなった僕は平日は仕事に勤しみ、次の週末…

 

降り立つ…!

再び…沼に…!

 

正確には磯なんですけど。

 

 

土曜日の朝まずめ。週末ということもあって磯は大盛況。20〜30人はいたでしょうか、さすがの人気ポイントです。

 

僕はというと前回のヒットの余韻に浸り、新たに購入したフィードポッパーを中心にトップから攻めます。

 

……

 

 

よし、ジグにしよう。

 

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アホみたいに買い漁ったジグたちから選んだのは

撃投ジグアカキン40g。

 

ただ潮の流れが早く結構流されます。

 

このポイントは日によって右から左への流れ、左から右への流れと入れ替わっていくようです。

 

(どちらの流れの時の方が良いかは分かりません。)

 

40g程度だとかなり流され、思ったようにアクションしない印象です。

 

60gへと変えますが、それでも流されます。

 

 

異常なし!

 

 

日中は諦め、夕まずめに備えて車内で仮眠をとります。

 

 

さて、青物に関しては夕まずめの時間帯は特に重要か、と言われたら疑問視されています。

朝まずめが一番、あとは潮の動き」というのが定説のようです。

 

その証拠に、夕まずめにもなると人はまばら。

朝とは打って変わって4〜5人が思い思いにルアーを投げ込んでいます。

 

 

平和だ。

 

 

 

しかしここで僕に事件が。

 

 

キャスト後、シャクっていると鳴り響く

 

異音!圧倒的違和感…!

 

竿先に目をやると、そこにあるはずのものがありません。

 

#3ガイド、欠落。

 

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購入後、サクラマスやヒラメをあげ、さらにブリをヒットさせてくれた縁起の良い相棒、グリッサンド90の3番ガイド(ティップから数えて4つ目)が外れて虚しくカラカラと音を立てていました。

 

 

まじか。

 

 

このままやってやれんことはありませんが、これ以上負荷を掛けたくないのと、テンションが駄々下がりしたのでこの日は納竿。

 

ちなみにこの夕まずめでは1本良型のブリが上がっていました。

 

 

 

 

車中泊して迎えた翌朝、

相変わらず磯は大盛況です。

 

磯に等間隔に並ぶ男たち。(この日は何人かの釣りガールもいました)

 

一心不乱にルアーを投げまくっている光景は側から見たら異常な光景です。

 

でもそこにはロマンがあり、夢があり、皆んな少年(少女)のような純粋な気持ちで海と向かい合っているのです。是非とも温かい目で見守っていただきたい。

 

 

ここで、選手の交代をお知らせします。

全治2カ月半の重傷を負ったグリッサンド90に代わり

 

コローナ106

extreme » Corona 106 MHRC-HX

 

10ftを超えるロングベイトロッドです。

キャストウェイトは80gまで、磯からのロックフィッシュ/ワーム、ジグ用というバーサタイルとは言えない偏ったスペックです。

 

この釣行がデビュー戦。

リールはカルコンDC201HG、ラインは2号のファイヤーラインです。

 

とりあえず、40gのジグを付けて慎重に投げてみる

 

 

 

 

け、結構飛ぶぞ。

 

ベイトロッドでのショアジギングといえば

必ずと言っていいほど議題に上るのが高切れの問題と飛距離の問題です。

 

僕も何回振り切ったジグが遙か彼方に消えていったことか…ただ、投げ方さえ気を付ければ想像以上に快適に投げ続けることができます。

 

ポイントは色んなところで言われていますが7〜8割の力で投げること。

 

ちゃんと力が伝われば、ちゃんと飛んで行きます。

それこそスピニングに若干劣るくらいの飛距離を保つことも可能です。

 

ショアジギングにおいて、良くスピニングとベイトの比較がされていますが、僕個人としては

 

ドラグ性能、飛距離やトラブルレス性の面で圧倒的にスピニングが有利だと思います。

 

それでもああだこうだと無理やりメリットを挙げてベイトでのショアジギングを肯定するのはちょっと違うかなと。

 

ベイトロッドでショアジギングするメリットはただひとつ。

 

 

カッコいいから。

 

これじゃダメですか?好きな道具で好きな釣りをする、最高に面白いじゃないですか。

 

大分話が逸れましたが、

そんな超かっこいいタックルを手に、ジグやらプラグやらを投げ続けました。(時折スピニングにも持ち替えましたが)

 

日の出の時間を少し過ぎたあたりでしょうか。

 

40gの撃投ジグを着底させ30回しゃくり上げ、フォール。

そこから10回シャクった瞬間、

 

グンっ!

 

 

 

明らかな魚の反応、反射的にフッキングし

 

掛かった!

 

ブリならここからファーストラン…

 

って、走らない。

 

 

 

「掛かったけど、多分ヒラメですわ。」

 

と、お隣さんに謎の報告をする僕。

 

ブリだったら、もっと走っていいハズです。

しかしながらこの魚、めっちゃ重い。そして激しく首を振ります。

 

ヒラメだとしたら間違いなくモンスタークラスです。

 

初めてコローナで掛けた魚、絶対に逃す訳にはいきません。

 

 

時折ガン!ガン!とロッドを引きずり込むように抗う魚。

 

手前の根に入られないように慎重かつ大胆に寄せていきます。

 

 

 

 

あ。

 

 

 

ブリや!

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ブリや!!

 

 

 

手前で身を翻した瞬間、銀色に輝く魚体が目に飛び込みます。

 

ヒラメとは一体何だったのでしょうか。

 

 

最後の抵抗で走り出すブリ。

 

なんとか抑え、

 

お隣さんがタモ入れしてくれて

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勝負あり!

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80cmジャスト、5.7kgのれっきとしたブリです。

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貴重な朝まずめの時間帯にも関わらず、タモ入れしてくれた上に写真まで撮ったいただいたお隣さんには感謝感謝です。本当にありがたいことですよね。

 

ヒットルアーは撃投ジグ、シルバー(ゼブラ)でした。

 

 

こうして、【緊急企画】ブリが釣れたら帰ります。は幕を下ろしたのでした。

 

 

 

次はトップであげたいなー、なんてどんどん欲深くなっていくのは釣り人の性ですよね。

 

それにしても、コローナ106…恐ろしい子

寄せてくるまでヒラメと思い込むほど強靭なロッドパワー。

ほとんど主導権をとられることなくあげられたことがこのタックルのポテンシャルを物語っています。

 

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満足!

 

 

 

 

鮪ノ岬でブリを釣りたい①

 

みなさん、日本の夏と言えば何を思い浮かべますか?

 

ビール?浴衣?花火?

 

違います。

 

ショアジギングです。

 

 

北海道に限らず、全国的に人気のある釣りですよね。

 

船に乗らずとも港や磯からメタルジグを投げ、時に大物とのファイトを楽しめる。

 

北海道でもこの時期になるとブリが岸に寄ることもあってかなり熱を帯びることになります。

 

しかしここ数年、僕の周りではショアからブリがあがったとう情報はほとんどありませんでした。

 

なんでも海流の変化で岸寄りしないとの事でしたが、真偽の程は魚に聞いてみないと分かりません。

 

 

ですから今年の夏も特に期待はしていませんでした。

 

あの日までは。

 

 

 

 

 

7月に入ってすぐ、不意に訪れた5連休。

せっかくの休みですので、普段やらない事をやろうとダメ元でショアジギングに出掛けることにしました。

 

場所は北海道の青物といえばココ、と言われるほどの聖地「鮪ノ岬(しびのみさき)」。

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うん、遠い。札幌からゆうに車で4時間はかかります。

 

しかも今時期の日の出は朝4時過ぎ。

 

早い。洒落にならんくらい早い。

 

朝まずめに間に合わせるには前の日の夜からのロングドライブが待っている訳でして…

 

まあ行くんですけどね。

 

鮪ノ岬の駐車場に着いたのは深夜1時半過ぎ。

平日ということもあって人はかなり少ない。

 

日の出を待たずに磯に入りました。

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鮪ノ岬の一等地はこの2箇所。

①と②、近いようで潮の流れが全然違います。

どちらが良い、悪いかは僕には分かりませんが、素人の僕が見ても一発で「違う」ということが分かるくらいにこのエリアは潮通しが良く流れが変化しています。

 

この日は①に先行者がいたので②に入ることにしました。

 

釣りはじめて程なく、時刻は日の出前後でしょうか。

 

目の前にナブラが!!

 

 

にわかに活気付く磯。

5〜6人しかいない状況で目の前には逃げ惑う小魚、ボイル。

 

 

 

 

あ、これ貰いましたわ。

 

 

そうこうしているうちにお隣さんがヒット!

 

しかもデカい。

 

こ、こうしちゃおれん!

 

それまでジグを狂ったように投げていましたが、

トップに変えてアピールします。

 

まだ使ったことのないタックルハウスのフィードポッパー。

青物がトップに出るなんて夢のような瞬間、

訪れるんでしょうか?

 

 

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訪れました!

水面のポッパーをひったくるようにバイト、そのまま走り出します。

 

 

フッキングもしっかり決まり、

さあ勝負…

 

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と、止まらない?!

 

 

ファーストランを耐えようとロッドを立てた瞬間、

 

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…フッ

 

 

え、

 

 

嘘でしょ?

 

 

 

PEから切れました。

 

そ、そうだここは手前10mくらいは根が張り出しているんだ。

 

擦られた感覚はなかったけど、一瞬で切れた。

 

 

歓喜、興奮、狂気乱舞の一瞬から絶望の一瞬へ。

 

その後、海は沈黙を守り僕のロッドがしなることはありませんでした。

 

 

しかしこの日は当たり日だったようで、

少ない人数ながら全体で5本のブリがあがる盛況ぶり。

常連の方も「こんな日はない」と語るほどの活性の高さでした。

 

 

く、くそう。

 

 

千載一遇のチャンスを逃した僕は密かに決意するのでした。

 

【緊急企画】ブリが釣れたら帰ります。

 

車中泊オンリーの0泊5日企画を開催。

 

怒りのブリ絶対釣るマンになりました。

 

以下、ハイライトです。

 

2日目…時化で朝は断念。夜は虻田でロック。(全体0)

3日目…朝、夕ともに沈黙(全体ヒラメ1)

4日目…朝、夕ともに沈黙(全体ブリ0)

5日目…朝、撃沈(全体ブリ2)

 

※カッコ内の数字は記憶が曖昧な上に「僕が見た範囲」ですのできっともっと釣れている方もいるかと思います。あくまで参考までに留めておいてください。

 

見事なノーフィッシュを決めて無念のタイムアップ。

一度トップに出たことに味をしめてダイペンを投げまくりました。

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果たしてブリが釣れる日は来るのだろうか。

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続きます。

 

 

 

【タックル編】買ってよかった!ベスト3

これまで少なくないお金をかけて選んだタックル。

直近の数年間でこれは本当に買って良かった!と思えるものをご紹介します。

と言ってもロッド、リール、ルアー、ギア等…道具は数えきれないほどありますので、今回は「ロッドandリール」に絞ります。

 

 

買って良かったロッド3選

 

第3位

DAIWA LATEO96ML

 

 

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僕が所有していたのはラテオ96MLQ。

最初の一本には最適なロッドだと思います。

20g前後までがストレスなく投げられますが、

30gくらいのジグでしたら綺麗に飛んでいきます。

 

ですので、ロックフィッシュはもちろんショアジギングでも活躍。

ヒラメ、ブリなんかもあげた実績もある万能ロッドです。

2万円くらいで買えるうえに、ラインナップも豊富なのでまず最初に手にして間違いないロッドです。

 

 

第2位

TULALA Jet setter 61C/63C

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冒険用品とのコラボロッドです。

なんと言っても4ピース、仕舞い寸法60cm以下なのが魅力的です。

最近のパックロッドは本当にちゃんとしているので、これ1本で本州のバスや海外の怪魚を狙うことができます。

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マレーシアのトーマン釣りでは63Cが大活躍。

狙う魚に合わせて60C、61C、63Cを選べば良いかと思います。

 

 

第1位

TULALA Glissando90

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ツララのグリッサンド90。ラテオを紹介した後に言うのも難ですが、僕はこれまでロングレングスのロッドってあまり使っていなかったんです。

 

「飛距離?それより操作性やろ!」と長くても7フィート台。それでも問題なくやってこられたんですが、購入のキッカケは海サクラマスです。

 

サーフでの釣りをやるようになって思ったのは、「7フィートでもやれるけど長い方が圧倒的に有利やな」ということです。今更そんなことに気づいたのか、ということは一旦置き、使ってみて思ったのは「想像以上に疲れず、なおかつ強い」ということ。

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こちらは7.3ftのポルタメント73で掛けた64cmのサクラマス。釣れるには釣れましたが、主導権を握るという意味ではパワー不足を感じました。


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一方こちらはグリッサンド90で掛けた69cm、4.88kgのモンスター。

圧倒的にこちらの方が大型の筈なのに、ファイト時間ややりとりの楽さが段違いでした。

単純にロッドパワーがあるなと。

 

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以来、このタックルが大活躍。使ってみると足場の高い堤防や磯での取り回しが楽なこと楽なこと。

タックルバランスさえしっかりしていれば、1日投げても意外と疲れない。

 

これまでの釣りの考え方を改めさせてくれた釣果をもたらしてくれたこのロッド、1本目のロッドとして選択肢には挙がらないかもしれませんがオススメです。

 

買って良かったリール3選

 

第3位

SHIMANO CALCUTTA CONQEST DC 201(HG)

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説明不要の新型カルコンDC。

様々なインプレがありますが、巻き心地は本当にたまげました。

時代の進化って凄いなと。特にローギアモデルは一日中巻いていたくなるほどの圧倒的な軽さです。

キャストに関しては、カルコンにどこまで遠投性能を求めるか、という問題もありますが今のところ飛距離の面で不便に感じた経験はありません。

何よりDC音が気持ちいい。

 

このリールに関しては僕の勘違いでまずローギアを買ってしまい、(本当はハイギアが欲しかったのです)その後、ハイギアも購入。

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「巻き上げ尺17cmの差にどれだけ差があるのか」

これは実際に投げてみて思ったんですが、想像以上に大きいです。

特に最初にハイギアだと思い込んでローギアを投げた際、一投目で「あれ?おかしいぞ」と。

普段ハイギアに慣れている分、自分の思い描いてる速度より大分遅い。

 

慌てて表示を見ると「カルコンDC201」

あれ?!HGは?!となった訳です。

そのくらいハッキリと違いが出ます。

その前に気付きなさいよという点には触れないでください。

 

結局、ローギア、ハイギアの二刀流となった訳ですが、

 

ハイギア→ロックフィッシュ、ヒラメなど。

(巻き上げの速さ、ヒット時に一気に根から引き離す意味でハイギアが有利)

 

ローギア→サケ、カラフトマスなど

(スプーンをスローリトリーブで一定のレンジを巻く、サケなどの強烈な引きに負けないという意味でローギアが有利)

 

などある程度納得感のある理由をつけて使い分けることにしています。

みなさん、ポチる時は慎重に!

 

第2位

SHIMANO TWINPOWER XD4000XG

 

上質でいて剛性のあるリールだと思います。

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これまで汎用性の高い2500番、3000番を使うことが多かったので4000番はどうだろうと内心思って買いましたが使ってみると全く問題なくむしろ快適。

重要なのはタックルバランスなんだなと改めて気付かされたリールでもあります。

ロックフィッシュでは使っていませんが、ショアジギングをはじめ、サケ釣りなんかでも使えてより大型の魚と比較的楽に対峙できるようになりました。

 

 

 

第1位

SHIMANO CALCUTTA CONQEST BFS

 

 

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2017年に発売されたものですが、僕のなかでは圧倒的な1位がこのカルカッタコンクエストBFSです。

 

なにより大きいのが「ベイトって何でも投げていいんだ」という釣りの幅を大きく広げてくれたことです。

 

3gのスプーンだろうが、14gのジグヘッドだろうがとりあえず何でも投げちゃいます。

 

フィネス特有のラインキャパの問題はありますが、

(8lbだと40〜50mが限度です)

それは軽量スプールである以上当然のことで、

僕は不意な高切れ等に対応できるよう、スペアのラインを用意しておくようにしています。

 

北海道でロックフィッシュをメインとする僕にとっては何より心強い相棒です。

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これまで沢山の魚を連れてきてくれました。

誰かにオススメするならば、間違いなくこれを強く推します。もう一個欲しいくらい。

 

とまぁ、取り留めもなく書き連ねましたが結局は自分の好み。それを言ったらおしまいですが、何かのご参考になれば幸いです。

 

ボイド管で自作ロッドケース

大切なロッドを衝撃から守ってくれるロッドケース。

 

僕は本州や海外への遠征はこれまでパックロッドを使用していましたが、時代を逆行して長尺のロッドを持っていくことを想定したロッドケースを自作してみることにしました。

 

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完成品がコチラ。

仕舞寸法165cmのロッドも入るように170cmという大型を作ることに。

 

 

【手順】

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①ボイド管を用意し、必要な長さにカット

→塩ビ管で作られる方も多いですが、今回は170cmという大型であることから強度よりも軽さを重視しました。

【楽天市場】ボイド管 ( スリーブ ) 径75mm×1005mm〜1500mm カット販売:ワークパーツ

75mm径を170cm。僕はホームセンターでカットしてもらいました。

 

②塩ビ管用の排水キャップを塗装

→両サイドから取り出せるように、ねじ込み式の蓋を取り付けることに。

【楽天市場】☆あす楽対応☆ 排水用 塩ビDV継手 掃除口(ツマミ式) 65:現場屋さん 楽天市場店

65mm用でボイド管の口にぴったりハマりました。

塗装の剥がれを軽減するために、400番の紙やすりで表面を削ったあと、ベースを塗ってから3回ほどに分けて塗装します。

布テープの色に合わせて艶消しの黒を選びました。

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更に、ロッドケース内の衝撃を緩和するために蓋の内側にスポンジを貼り付けます。

僕は100均で買った石鹸置きを使いました。

 

③ボイド管に布テープを巻きつける(外装)

→塩ビ管で作る場合、スプレー塗装されている方も多いかと思いますが、塗装が剥げてしまうことを恐れたのと、強度を少しでも嵩上げするために布テープを巻くことにしました。

【楽天市場】艶消し布テープ黒50×25 NO.3345 日立マクセル SF4392:neut PLOTS

艶消しの黒、個人的にはとてもいい感じの質感に仕上がるのでオススメです。

 

④ボイド管と塩ビキャップの結合

→塗装が終わったらボイド管と塩ビキャップをくっつけます。サイズを間違えなければ割とピッタリ収まりますが、ボンドで固定した方がいいと思います。

 

⑤ベルトの装着

→使っていないショルダーバッグの肩掛けがあったのでそれを流用することに。結束バンドを使って固定します。

 

⑥ステッカーを貼る

→自分好みのステッカーを貼ります。

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このステッカー代の方が高くつきました。

 

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DIY初心者の僕でも満足のいくものができました。

市販のロッドケースもカッコいいですが、自分好みのデザイン、長さを求める方は是非作ってみてください。

 

 

 

道南江差でヒラメを釣りたい。

大分暖かい日も増えてきた北海道。

暦が進むにつれて狙える魚種も増え港やサーフが活気付いてきました。

 

日本海の海サクラマスが落ちついた頃にシーズンインするのが北海道のヒラメ。

 

道内各地のサーフや漁港、磯でメタルジグやワームを投げるアングラーの姿が目立つようになります。

 

僕も例に漏れずそのひとりな訳でして。

ある時は岩内港で狙ってみたり、

またある時は積丹の磯にあがって狙ってみたり。

 

しかしながら、釣れないんだなまたこれが。

一度、岩内の夜にヒットしたきり(足元でフックアウト)沈黙を守る海。

 

…まじで釣れる気がしない。

 

 

いや、待てよ。

岩内がダメならあそこがあるじゃない。

 

 

 

道南は江差

 

 

以前から友人と計画していた2泊3日の江差遠征です。

札幌から車で5時間弱の旅。

「80センチ釣れたらどうしよう。」

「掛け布団と枕にして寝ます。」

 

道中そんな会話が自然と生まれ、まだ見ぬ座布団に思いを馳せます。

 

 

ここで今回使用したタックルをご紹介。

ロッド:TULALA Glissando90

リール:SHIMANO TWIN POWER 4000XD

ライン:SHIMANO POWER PRO Z  1.2号

リーダー:フロロカーボン16lb

 

ロッド:TULALA Portamento73

リール:SHIMANO EXSENCE CI4 3000MHG

ライン:SHIMANO POWER PRO Z  1号

リーダー:フロロカーボン12lb

 

①はジギングや足場の高い場所で、

②は港内でのナイトヒラメのために用意しました。

 

到着したのは深夜0時頃。

まずは江差港の常夜灯からはじめます。

 

 

 

…釣れない。まぁ、まだ挨拶みたいなもんだから!

 

その足で日の出と共に鴎島に入ります。

この磯、一見砂地が広がっているように見えて案外クセモノでして、至る所にバラ根があるんです。

 

ジギングをやろうものなら、

最初のフォールでコツン、根がかり。

シャクって落としたらコツン、根がかり。

 

何個ロストしたことだろうか、完全に心が折れました。

 

 

鴎島に見切りをつけ、コンビニの駐車場でコーヒーを飲みながら同行した友人H氏に尋ねます。

 

「フォールごとに底とってます?」

 

「いや、全部はとってない。なんか着底するとそれまで追ってきたヒラメが見切ってしまうこともあるらしいよ」

 

 

 

…え?そうなん??

 

実は、持参したジグを全て失うこの時まで僕はヒラメのことについてある誤解をしておりました。

 

 

「ヒラメってボトムとればとるほど良いんじゃないの?」

 

これって当てはまってるようで実は違うようです。

 

正解は「時に普通の魚と同じく活発に泳ぎ回っている」。

だから一度底をとったらある程度ルアーを浮かせる。

 

シャクって浮かせて止めて…着底前にまたシャクる。ストップ&ゴーでも着底させない。

 

みなさんが当たり前の様にやっているかも知れないことを僕は知りませんでした。お恥ずかしい。

 

 

もちろん、ボトム着底時にバイトしてきたこともあるし必ずしもそうとは言い切れませんが、これまで執拗に底を取り続けるスタイルをとってきた僕にとってボトム〜中層エリアのトレースを意識することは大きな一歩のように思えます。

 

そんな新たな発見をしつつ迎えた夕まずめ

向かったのは江差港にある防波堤です。

 

 

「もうさっきまでの俺とちゃうで。」

 

散々ジグを投げては失った恐怖心から

ワームへと切り替えゴールデンタイムに勝負をかけます。

 

 

 

キャスト、着底、3回トゥイッチ、フォール。

着底前に3回トゥイッチ、フォール。

 

 

ちょうど日の入り直前の午後7時前。

 

 

 

ガン!!

 

中層付近でトゥイッチ中に強烈なバイト。

 

間違いない、ヒラメだ。

 

フッキングした瞬間そう確信(願望)し巻き上げます。

 

け、結構重い。

 

しかしこちとらグリッサンド90とツインパワー4000XG、ドラグが出るほどの勢いはありませんでした。

 

このタックル、ホント強いです。

 

友人がタモ入れしてくれ

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やりました。

 

 

57センチ、今季初ヒラメです。

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絶対に外れない良いところにフッキングが決まっています。

 

ヒットルアーはダイワのミドルアッパー4.2インチに16gのジグヘッドでした。

あと少し飲んでいたら鋭い歯がリーダーに届いてラインブレイクしていましたね…

 

裏を返せばスイミング中のルアーを丸呑みするほど活発に追っていたことになりますね。

 

何にせよ嬉しい嬉しい江差のヒラメです。 

 

一昨年、江差遠征で撃沈。

去年に至っては全くヒラメの顔を見ることができなかった僕にとって価値のある一枚となりました。

 

 

何より今回の遠征で自分の釣りの幅が少し広がった気がします。

 

その後サイズアップを狙うも再び沈黙。

 

しかし江差遠征は個人的には満足のいく結果に終わりました。

 

その後、Amazonでミドルアッパーを買い漁ったことは言うまでもありません。

 

 

 

マレーシアにトーマンを釣りに行ったお話②

2019年5月。虹色に輝く怪魚「トーマン」を求めマレーシアに行き、無事キャッチすることができました。

マレーシアにトーマンを釣りに行ったお話 - 北海道でルアーにハマる三十路の冒険

 

ここで使用タックル、ルアーについてご紹介いたします。

 

■ロッド:①ツララ ジェットセッター63C

               ②ツララ ジェットセッター61C

 

■リール:①シマノ カルカッタコンクエスト201HG

               ②シマノ カルカッタコンクエストDC 201

 

■ライン:PE3号+フロロカーボン50lb

 

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ロッドに関してはXHの63Cをメインに使いました。

61Cでもやってやれないことはありませんが、

パワーファイト必至のトーマンに対して若干の不安があるかなと思います。

 

 

 

 

トーマンの釣り方

 

ガイドに教わったやり方は3つ。

 

1.ボイル打ち

肺呼吸するために水面にあがってくるトーマンを目掛けて狙い撃つ方法。瞬時の判断と正確なキャスティングが試されます。現地では「シングルトーマン」と呼ばれていました。ルアーで狙う際の最も一般的な釣り方で、僕はいちばんこの釣り方で釣果を得ました。

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ヒットルアーはメガバスのディープX300

 

メガバス(Megabass) ルアー DEEP-X300 ブルーバックマットチャート

メガバス(Megabass) ルアー DEEP-X300 ブルーバックマットチャート

  • 発売日: 2012/02/27
  • メディア: スポーツ用品
 

 

何故かチャートカラーへの反応がよく、

キャッチした全てのトーマンはこのルアーでの釣果です。

 

 

 

2.稚魚ボール打ち

湖を眺めていると、時折トーマンの稚魚が群れをなして表層に呼吸しに上がってきます。

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真っ赤な稚魚がブワーって上がってくるんです。

そこにスピナーベイトを通すと母親(ママトーマン)が子どもを守ろうと怒り狂ってルアーに攻撃します。

ネスト打ちをよく思わない方も多いかと思いますが、現地では一般的な釣り方のようです。

ちなみに僕は全く釣れませんでした。

 

ガイド曰く“Mama Toman is VERY VERY Clever.”

 

一度ルアーを見切られてしまうと二度と食い付いてはこないようです。

まさに一投入魂の勝負です。

 

 

3.ブラインドキャスト

シャローエリアや水草が生い茂っているエリアでフロッグなどを引いてくる釣り方。予期せぬところで水面が爆発するのは超エキサイティングです。

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3泊5日の旅でたくさんのトーマンに会うことができました。

 

このトーマン釣りの魅力は

 

日本から遠く離れた環境、大自然を満喫できること。

 

信じられないくらいの強烈な引きを楽しめること。

 

炎天下のなか、ボートの上で飲むコーラがアホみたいに美味しいこと。

 

あー、書いていたらまた行きたくなってきた。

 

 

他の海外ツアーより比較的安価に行けるのも魅力のひとつですので、今後チャンスがあったら更なる怪物を求めて行ってみたいと思います。