室蘭沖堤防でアブラコを狙う
暦の上ではとっくに春だというのに、北海道はまだまだ寒いですね。
僕はこの冬、サクラマス絶対釣るマン(釣れない)になり気が狂ったかのように熊石、島牧あたりのサーフで岡ジグをぶん投げる仕事をしていました。
しかし釣れない。
ホッケ、アメマス、ホッケ、ホッケ、ホッケ。
何?サクラマス絶滅したの?
トラウト初心者だからってナメてんの?
片道3時間から4時間かけて毎週のように行くも貧果。圧倒的貧果。
遠い。あまりにも遠いサクラマス。
サクラが咲くのは大分先になりそうだし、このままだと本当に頭がおかしくなってしまうので、
ロックフィッシュでお茶を濁すことにしました。
というのも最近、GoProを購入しまして。
何がなんでも自分のヒットシーンをおさめたいという気持ちもあり、その舞台に選ばれたのが室蘭の沖堤防。
何故か冬にしか行った記憶がない沖堤防。
沖堤防には室蘭にある「つりぶねや」に予約をして渡してもらいます。
※つりぶねやを利用する際は事前の予約が必要です。集合時間に間に合うように、時間に余裕をもっておくことをお勧めします。
恐らく渡してもらえる堤防は最も長い北堤防を中心に5箇所(間違っていたらスミマセン)。
僕は過去に赤堤防と北堤防に数回ずつ乗ったことがあります。
今回は北堤防に乗ることに。
ここでタックルのご紹介。
ロッド:APIA GRANDAGE88M
リール:SHIMANO EXSENCE DC
ライン:PE1.5号+フロロ10lb
どう見てもシーバスタックルです。
北海道にシーバスおらんのに。
(道南方面には生息しているという伝説がありますが)
真っ黒なフォルムが厨二感あふれていて堪らないですね。
ルアーはOSPのドライブクロー3inchに18gのテキサス、もしくはフリーリグで挑みました。
巷ではエコギアのバグアンツやロッククローなんかをよく見かけますが、僕は熱狂的ドライブクロー信者なのでそれらには見向きもせず、これだけをひたすら投げ続けます。
だって釣れる気がするのだもの。
北堤防までは渡船で10分程度の旅です。
到着時から強烈な向かい風が吹き、横風より幾分マシですが、決していいコンディションではありません。
底をとる釣りがメインのロックフィッシュにおいて、この強風というのが厄介者でして、着底が分かりづらいわ、ラインが風に流されてアクションが制限されるわで、今のところ明確なメリットはないように感じています。
開始直後。
…!
強烈なバイトを感じ合わせた直後に根掛かり。
魚は掛かっていますが、シンカーが岩の間にガッチリ食い込んでいる模様で、押しても引いても外れる気配はありません。
しかも掛かっている魚は大きい。
時折引き込む力が洒落にならんくらい強い。
あの手この手で引き抜こうとしますが、無念のラインブレイク。
逃した魚は大きい。
その後黙々と投げはしますが、2時間ほどノーバイトが続きます。
室蘭沖堤付近の海底には至る所にストラクチャーがあります。
30センチくらいの窪みから1mはあるんじゃないかという深い穴、地形的に落ち込んでいる所など。
想像以上にたくさんの「棲家」もしくは「縄張り」があります。
その一件一件に訪問販売していく訳ですから、途方もない作業ですよね。
「こんにちはー!エビいかがっすかー?」てな感じで押し売りしていく訳です。
何軒目に差し掛かったところでしょうか。
…ゴンゴン
明確なバイトを感じますが、まだ完全に食い切っていない感じ。
こういう時、僕は一呼吸おいてロッドを立て様子を見るようにしています。
…明確な重みも感じフッキング!
一気に岩場から引き離します。
強烈な首振り、結構デカイ。
ランガンしていたためタモは遥か彼方。
迷った結果、引っこ抜くことに。
ドーン。
48センチのいいアブラコです。
その30分後。
ドーン!
50センチ。
立て続けに良型のアブラコをゲットしました。
昼までやって、4バイト2キャッチ。
決して多くはありませんが、十分満足できる結果にひと安心です。
GoProにもバッチリその一部始終が映っておりました。
満足!
さて、サクラマス釣るぞー。