島牧で69cm、5kgのサクラマスに腰抜かした話。
2020年4月。
このシーズンからサクラマス釣りを始めた僕は
週末になると札幌から車で3時間、サクラマスの聖地、島牧に足繁く通っているのでした。
時に気分を変えて熊石方面にも行きましたが、
前回人生初のサクラマスを釣ってからというもの
島牧と岡ジグの虜になってしまいました。
島牧のサクラマスを狙って奔走した話。 - 北海道でルアーにハマる三十路の冒険
前回から変わったことがひとつ。
タックルを見直しました。
これまではツララのポルタメント73を使用していました。7.3ftでも十分戦えることは確信していましたが、ロングロッドを持っていなかったこと、そして磯などでより快適に立ち回るために新たに購入を決意。
グリッサンド90です。
商品の詳細はメーカーにお任せするとして…
ロッド:TULALA Glissando90
リール:SHIMANO TWIN POWER 4000XD
ライン:SHIMANO POWER PRO Z 1.2号
リーダー:フロロカーボン12lb
ルアー:岡ジグLT35or LT30
新たなタックルを組んでみると、早く釣りに行きたくてソワソワしますよね。
「どんな感じに飛ぶんだろう」
「巻いてる感じはどうだろうか」
「魚掛けたらどうなるんだろう」
頭の中でシミュレーションしながら、まだ見ぬ大物に思いを馳せる。
これも釣りの醍醐味ですよね。
とある4月の週末金曜。
仕事終わりに車を走らせ、向かうは聖地•島牧。
夕まずめを狙って有名サーフに入ります。
平日ということもあり、人はまばらです。
とりあえずバカのひとつ覚えで前回結果を出した岡ジグ LT35を投げはじめます。
…
ここで、、このグリッサンド90というロッドの使用感について少し。
キャストに関して
…振り抜け感は有名メーカーのハイエンドモデルに分があると感じました。
しかしながらこのロッド、綺麗にしなって飛んでいきます。ティップ〜ベリーの曲がりが美しい。
3g〜60gのキャストウエイトですが、30g、35gの岡ジグが気持ちよく飛んでいきます。
重さに関して
ロッドの自重は225g。ちょっと重いかな?とも思いましたが、シマノの4000番台をつけると丁度いいバランスで持ち重りをあまり感じずに長時間投げ続けることができました。「意外と軽いな」これが率直な感想です。
さて、こんなことを考えているうちに
日もすっかり落ち、金曜日の釣行は終了。
ま、まだ土日とありますから。
近くの道の駅にて寝袋にくるまり車中泊します。
…
翌朝4時半。
前日と同じサーフに入ると既に多くのアングラーで賑わっていました。
こりゃランガンは難しいな。
空いているスペースに入り、おもむろにキャストしはじめます。
15分ほど経った頃でしょうか。
ロッドが半月にしなります。
隣の方の。
その先には銀色に輝くサクラマスの姿が。
いいなー、、
僕のところにもこないかしら。
ここでルアーチェンジすることに。
気持ち上層をトレースする、もしくは気持ちゆっくり巻いてみようかと思い岡ジグ LT35から LT30へチェンジ。
この5gにどれだけの差があるかは分かりませんが、個人的には LT30の方がリトリーブ時のウォブリングがハッキリしている気がします。
(一方で僕のLT35…どのカラーも上下逆さまに泳ぐんですけど何か問題あるのでしょうか?気のせいだといいのですが。)
とにかく、 LT30(サケ稚魚ピンク)を信じて投げ続けます。
…
……
きた!
あわせた瞬間、強烈な重みがロッドにのります。
ドラグを唸らせ走る魚体、、で、デカイぞ。
しかしながらこのロッド、掛けてからがすごい。
ティップからベリーのしなやかさでしっかりと魚の突っ込みをいなし、強靭なバットで魚を寄せてくる。前回のポルタメント73で掛けたときより圧倒的に楽に、早く寄せてくることができます。
波打ち際、暴れる銀色の魚体の大きさに焦り、少しヒヤヒヤしましたが何とかずり上げ、
やりました。
やったでー!!
これ、めちゃくちゃデカくないですか?
しみじみと魚体を眺める図。
69cm、4.88kg。
何度も計測しましたが、どうしても70cmとは言えない…札幌に帰った時は死後硬直で若干縮んだ気もします。興奮して現場で測った時は70あった気がしたんだけどなー、、
しかし長さ、重さ共に大台ほんの一歩手前の完璧な個体。
2匹目のサクラマスにしてこれはできすぎ。
ビギナーズラックが炸裂しました。
この結果に満足して、6時半には納竿。
聖地•島牧で最高の結果に恵まれました。
…もうしばらくはこんな魚に出会うことはできないだろうなー。